事業所内保育所イエローハウス
- 福利厚生施設としての事業所内保育所
- 事業所内保育施設概要
- 事業所内保育所イエローハウス保育理念
- 事業所内保育所イエローハス保育方針
- 事業所内保育施設イエローハウスの一日
- 園児の健康管理実施内容
- 安全対策
- 保育内容紹介
福利厚生施設としての事業所内保育所
医療法人 医理会 柿添病院が目指す福利厚生施設は、患者様の生活の質 (Quality of life)を向上させる為に、まず、そこで働く職員達に質の高い生活 を保障することである。単なる労働者としてではなく、個性豊かな個人生活と温かい 家庭の上に立つ職業人として、健やかなゆとりのある人生が送れるような環境づくり を大切にしている。福利厚生施設として事業所内保育施設が設置されたのは、働く人が 安心して仕事に専念できる環境こそが、結果的には患者様への最高のケアにつながると いう考えに基づくものです。
当初、1975年に0歳から1歳半を対象とした託児施設「子守部屋」が開設され、 月曜から金曜までの9時から17時をまでを専任スタッフが預かるというものでしたが、1987年に保育年齢を 3歳までに引き上げ、預かる場所としてではなく、保育指針に基づいた託児所を目指し、有資格者である保育士 による指導が始まりました。
1989年に現在の建物に改築され、名称も「子守部屋」から「イエローハウス」に 改称されました。これは、病院内での募集から選ばれたもので、建物の壁が黄色だったこと と黄色には「愛」と「平和」の意味があることから、常に子供達を守る場所でありたいという 願が込められています。さらに、1991年には、夜間(宿泊)保育が始まりました。
0歳から3歳という時期は、授乳期から自立に至る、子供がもっとも母親を必要と する時期である為、子供と一緒に通勤し、突発的な事態にもすぐさま対応できる 「事業所内保育施設イエローハウス」は、働きながら育児をする女性への、強い支援サービス であるといえます。
事業所内保育施設概要
施設名
医療法人医理会柿添病院事業所内保育施設イエローハウス
所在地
〒859-5152 長崎県平戸市鏡川町278
TEL 0950-23-2151 Fax0950-22-5131
E-mail:ilikai@kakizoehospital.or.jp URL:http://www.kakizoehospital.or.jp/
開設者・施設長
医療法人 医理会 柿添病院 理事長 柿添圭嗣
開設日
1989年3月23日
建物構造
木造平屋造り
規模
保育施設敷地面積132.01㎡ 建物面積77.25㎡
(保育室33.12㎡ 乳児室21.11㎡ 調乳室4.96㎡ 浴室3.64㎡ トイレ4.96㎡ その他9.46㎡)
入所対象児
医理会職員の子供と特別入園許可した医理会職員の孫
定員
20名(各年齢別定員5名、職員配置基準遵守の為増減有り)
開所時間
月曜~金曜日 8:30~17:00 土曜日8:30~12:15
- 早朝保育・延長保育・夜間宿泊保育を実施しています。
- 早朝保育は7:30より受け入れ・延長保育は保護者勤務終了時間まで保育 します。夜間宿泊保育時は24時間対応いたします。(但し授乳期の乳児並 びに夜間家庭に保育する人のいない幼児を持つ保護者の方の夜勤の時の夜間 宿泊保育日と指定された日のみ実施)
休園日
日曜 、 祝祭日 、 年末年始休み
保育料
利用日数に応じて精算
保育従事者配置
園児数に対し保育基準を満たす保育士有資格者を配置しています
保険の加入
施設管理下での事故に備え「普通傷害保険」・「賠償責任保険」に加入
事業所内保育所イエローハウスは、児童福祉法に定められた認可外保育所で、長崎県こども政策局こども未来課の指導監督に従い、園児の安全確保に十分に配慮して運営しています。
事業所内保育所イエローハウス保育理念
イエローハウスは、医理会職員のみなさんの協力を得ながら、保護者の方が、勤務に専念 できるよう、そして、子供達が安心して過ごせるような安全な環境作りに努め、遊びや行事を通して 健やかな体と心を育てていきます。
- 安全な環境作りの為に、清潔を心がけ、家庭的で親しみのある、ゆったりとして安心感の持てる雰囲気を作っていきます。
- 健やかな体を育てる為に、室内ばかりで過ごすことなく、戸外に出て太陽の陽射しの下、恵まれた自然と地域の人達とも触れ合わせていきます。そして食事・排泄・睡眠・清潔・着脱衣など、子供達ひとりひとりの発達に合わせて対応し、生活習慣を無理なく身に付けさせていく努力します。
- 健やかな心を育てる為に、人と人のふれあいを持たせ、人を大切にする心と良い事と悪い事に気づき、きまりの大切さを分り守ろうとする心を育て、身近な自然に触れさせ、その美しさ、偉大さ不思議さなどを感じさせ好奇心が豊かになるよう努めます。
イエローハウスは、保護者のまなざしの届く中で、子供達の泣き・笑い・話しかけに応え、子育ての悩み・苦しみ・喜びを共有する場となり、根気よく・気負わず・共に楽しみ・共に悩み・共に子供達を育みます。
事業所内保育所イエローハス保育方針
- ひとりひとりの子供の感情をしっかり受け止め適切に応答し愛着関係を大切にする
- 子供の自立の基礎を育てる為に、子供ひとりひとりの生活リズムを大切に介助する
- 子供が興味や関心をもてるよう保育内容を工夫する
- 親子関係の支援を行い、保育に対する要求に適切に対応し、保護者の方々との信頼関係をつくる
- チームワークを常に確認しながら責任の確かな保育をする
- 保育環境点検整備に努め安心できる場にする
事業所内保育施設イエローハウスの一日
保育所保育指針と当事業所内保育施設理念を基に作成された保育課程が有り、 また、その保育課程にそって作成された指導計画(年間指導計画・月間指導計画・個人別 月間指導計画・週指導計画)を作成し、その計画にそった保育を実施しております。
保育中は、家庭と連携をとりながら、その日の体調や状況に応じて個別に 対応していきます。特に乳児や1歳前半までの子供さんにつきましては未熟で個人差もあり、 病気に対する抵抗力も弱いので、ひとりひとりの生活(ミルク・離乳食・午睡・排泄・遊び)を十分考慮 して保育をしています。1歳半以降の子供さんはデイリープログラムにそって保育しています。
園児の健康管理実施内容
当院の小児科と連携しており、園児の急病時やけがを負った場合はすぐに対応してもらえるようになっています。
お預かり致します子供さんの健康管理の為、登園時・午睡後・降園時に保育士が視診・触診で健康状態を確認致しております。異常発見時には、保護者の方へ連絡し、適切な処置ができるよう努めています。
毎月1回身長・体重を測定し。また、カウプ指数を計算し子供さんの発育状態を確認しています
年に2回、当院の専門医・検査技師による健診(小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科・歯科・尿検査・ぎょうちゅう検査)を実施しています。
事業所内保育施設の環境を衛生的かつ安全に守り、園児の感染症集団感染予防の為、医理会のICT活動に参加し、ICDの指導の下、感染制御マニュアルにそって、日々清潔に心がけ、手洗い・清掃・消毒・点検・害虫の駆除等に努力しています。
安全対策
非常通報装置を設置し、院内との緊急連絡体制を整備して子供さんの安全を守る為に日々努力しています。
当施設独自の避難訓練年間計画をたて毎月1回避難訓練を実施すると共に、年1回実施されている柿添病院の避難訓練にも参加し万が一の為の対応訓練を実施しております
日常より、施設玄関は施錠し、モニターで確認してから開錠しています。子供さんの送迎は、保護者の責任で実施して頂き、保護者以外の方のお迎えは、予めの連絡がないとお引取り願うことにしています。 また、不審者侵入時に対する為に、さすまたと防護盾を設置し、不審者侵入時の対処訓練を実施しています。
保育内容紹介
年間を通していろいろなイベントがあります。身体測定や保育施設避難訓練は毎月実施となります。その他の月のイベントは以下の通りです。
- 4月 遠足(お花見遠足)
- 5月 園児健診
- 6月 室内遊び
- 7月 七夕の集い・水遊び
- 8月 プール遊び・スイカ割り
- 9月 防災訓練・園外保育
- 10月 リハビリ運動会・平戸おくんち・秋季園児健診
- 11月 園外保育
- 12月 クリスマス会
- 1月 お正月遊び
- 2月 節分豆まき
- 3月 おゆうぎ会・卒園式
4月 遠足(お花見遠足)
亀岡公園や崎方公園等近隣の桜の名所へ、お弁当をリュックに入れ背負って歩いて行き、半日を戸外で過ごしてきます。諸都合で遠足に出られない場合は園庭で砂遊びなど戸外での遊びを行った後、園庭でお弁当開きして遠足気分を体験します。
5月 園児健診
年に2回(5月・10月)当院の専門医・検査技師によりますきめ細やかな健診を実施しています。春季は小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科・歯科・尿検査・ぎょうちゅう検査を実施します。
右写真は歯科検診の様子です。歯磨き指導して頂き、食後の歯磨き仕上げを徹底し、虫歯ゼロを目指しています。
6月 室内遊び
梅雨時期は、室内保育中心の保育を行っています。滑り台・ボールプール等室内大型遊具と玩具を多種揃えています。
7月 七夕の集い・水遊び
三角つなぎ・輪つなぎ・飾りの模様描き・織姫彦星の顔描き・野菜飾りの色付け等を子供達は体験します。短冊には園児だけでなく、ご両親・おじいちゃん・おばあちゃん・お兄ちゃん・お姉ちゃんにもお願い事を書いていただきます。
園庭に水播きしたり、プランターの野菜・花の水かけ、子供達の大好きな遊びです。
8月 プール遊び・スイカ割り
プール遊びの時は、準備体操も大張り切り、水を怖がることもなく、頭から水を被ろうが、顔が水に浸かろうが、平気でいるたくましい子供達です。風船釣りや魚すくいごっこもします。
プール遊びの時は、準備体操も大張り切り、水を怖がることもなく、頭から水を被ろうが、顔が水に浸かろうが、平気でいるたくましい子供達です。風船釣りや魚すくいごっこもします。
9月 防災訓練・園外保育
非常通報装置を設置し緊急連絡体制を整備しています。イエローハウス独自の避難訓練を毎月1回実施すると共に、年1回実施されている柿添病院の避難訓練にも参加し万が一の為の対応訓練を実施しています。
天気の良い日は散歩します。港交流広場、亀岡公園、崎方公園など近くの平戸観光名所へ出かけます。
10月 リハビリ運動会・平戸おくんち・秋季園児健診
当院リハビリ課主催の運動会に参加。園児の発達状況によってハイハイ競争やリズム体操など演目内容を工夫しています。保育士の手作り「龍」を持ち「龍踊り」で参加したこともあります。
お通り行列・獅子舞・龍踊りと行儀良く座って見学、御神輿にお賽銭・天狗さんに挨拶、宮司さんの乗った馬を見る等地域の行事に親しんでいます。
秋季健診は、小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科・歯科の診察と尿検査を実施します。インフルエンザ予防接種施行推進月間で、園児施行率100%近い状況です。インフルエンザ集団感染予防に努力をしています。
11月 園外保育
どんぐりひろいに亀岡公園に行きます。落ち葉やどんぐりを見つける等して大喜び。拾ってきたものを使っていろいろな遊びをしたり玩具や壁面飾りを製作したりします。
12月 クリスマス会
歌にダンス・ゲームそして保育士のちょっとした余興もあります。3時のおやつはクリスマスケーキです。
もちろんサンタさんに来てもらってプレゼントもたくさんです。
1月 お正月遊び
日本古来の遊びの凧揚げ・コマ回し・福笑い・カルタなどを楽しんでいます。大きなオリジナルカルタを作りました。2歳児は文字に興味を示すきっかけになっています。
2月 節分豆まき
2月3日にはイエローハウスに鬼が登場します。「泣き虫な子はいないかー」「意地悪な子はいないかー」「我儘な子はいないかー」鬼の言葉に怖がりながらも子供達は必死で紙製の豆を投げて鬼を追い払います。
3月 おゆうぎ会・卒園式
第1日曜日にイエローハウスにて保護者・ご親族の皆様向けのおゆうぎ会を開催し、また、中旬には当院リハビリセンターにおいて患者様・職員の皆様向けにも開催しています。
満3歳を迎えた年度末(3月31日)で卒園となります。卒園時には晴れやかに送り出したいと卒園児並びに在籍児の保護者・院長・管理部長・看護部長・人事課長・事務長の出席のもと、卒園式を開催しています。