リハビリテーション
当院のリハビリテーションの特徴
当院では急性期から回復期、生活期までのリハビリを一貫しておこなえるのが特徴です。
脳卒中後や大腿骨近位部骨折の方のリハビリテーションだけでなく圧迫骨折後、肺炎後や各種術後の離床目的にも積極的にリハビリテーション介入し早期退院を目指しています。
スポーツ分野のリハビリテーションもおこなっており高校野球、サッカー等のメディカルサポートの実績もあります。
小児分野のリハビリテーションでは肢体不自由児から発達障害児を対象におこなっています。
急性期リハ
主に一般病床で急性期リハビリテーションをおこないます。全身調整を中心に早期の離床を心がけています。入院したすべての患者さんに面談し適切にリハビリテーションを提供できるようにしています。
回復期リハ
一般病床で離床された患者さんを対象に理学療法、作業療法を主に実施しています。必要に応じ口腔、栄養状態の確認をおこない必要に言語聴覚療法もおこなっていきます。一人の患者さん辺り平均4~6単位(1時間から2時間)のリハビリテーションを午前・午後に分けて実施します。主に一般病床・療養病床でおこないますが一般的な回復期リハビリ病棟と同様のリハビリテーションの提供をおこなっています。
※一人当たりのリハビリテーション時間は患者さんの状況に応じ変化します。
生活期リハ
主に療養病床入院中の患者さんにおこないます。当院療養病床は在宅復帰強化加算を算定していますので療養であっても積極的にADLの改善、在宅復帰をめざしてリハビリテーションをおこないます。
施設基準及び対象
脳血管疾患等リハビリテーション施設基準(Ⅰ)
脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、脳外傷、脳腫瘍、脊髄損傷、末梢神経障害、パーキンソン病など
運動器リハビリテーション施設基準(Ⅰ)
骨折、切断、関節の変形・炎症性疾患など
呼吸器リハビリテーション施設基準(Ⅰ)
肺炎、無気肺、胸部外傷、肺梗塞、肺癌、気管支喘息、気管支拡張症など
がんリハビリテーション
理学療法
主に全身の生理機能、身体機能の改善を目的に運動療法・物理療法などを駆使し発症早期から積極的に離床を促し、移動動作の確立を目指します。 また、訓練室のみではなく病棟でもADL(日常生活活動)訓練を行います。
近医からの紹介などでスポーツ分野の理学療法もおこなっており必要に応じ現場に出向いて動作指導をおこなうこともあります。
作業療法
病棟生活の場を中心に、食事やトイレ等のADL(日常生活活動)訓練及び作業活動を通じて生きがい、やりがい作りに即した援助をいたします。新たな生活を想定しての訓練や、生活に便利な福祉用具の選定のお手伝いもいたします。
言語聴覚療法
聴く・話す・読む・書くといった、言葉の機能や発音の訓練を行い、ご家族やお知り合いとコミュニケーションを取れるように援助いたします。 また、飲み込む訓練を行い、楽しいお食事を召しあがっていただけるように援助いたします。